バドミントン用語集
―106語を公式の競技規則と1語ずつ照合しました。半分は、規則に出てきません
バドミントンの言葉を106語集めて、公益財団法人 日本バドミントン協会の競技規則の原文と1語ずつ突き合わせました。結果は意外なものでした。規則が「定義」として挙げているのはわずか8語。そして56語(53%)は、規則の中に一度も出てきません。スマッシュもヘアピンもデュースも、規則には無い言葉です。意味と一緒に「その言葉が規則にあるのか」も示したので、審判をするときと、仲間と話すときで、言葉を使い分けられます。
調べて分かったこと(3つ)
① 規則が「定義」しているのは、たった8語
競技規則は、第1条が始まる前に「定義」という項を置いています。そこに並ぶのは、プレーヤー・マッチ・シングルス・ダブルス・サービングサイド・レシービングサイド・ラリー・ストロークの8語だけです。ふだんの練習で使う言葉のほとんどは、ここには入っていません。
規則が「定義」として挙げている8語。ここに無い言葉は、条文の中に出てくるか、まったく出てこないかのどちらかです。
とくに見落とされやすいのがストロークです。規則は「プレーヤーのシャトルを打とうとするラケットの動き」と定義しています。当たったかどうかは条件に入っていないので、空振りもストロークに含まれます。
② 106語のうち56語は、規則に一度も出てこない
集めた106語を規則の原文で検索した結果、規則の中に出てきたのは50語、まったく出てこなかったのが56語でした。半分以上が、現場だけで使われている呼び名だということになります。
106語の内訳。規則の定義が8語、条文や図に出てくるのが42語、一度も出てこない通称が56語でした。
③ 「規則に無い言葉」は、区分でかたよる
出てこない56語は、まんべんなく散らばっているわけではありません。ショット名は14語のうち13語、戦術の言葉とふだんの練習の言葉は、すべてが規則に出てきません。規則はシャトルの打ち方を種類分けしないので、当然といえば当然です。逆に、コート・審判・サーブまわりの言葉は多くが規則にあります。
濃い部分が規則に出てくる語、薄い部分が出てこない語。ショット名と戦術・練習の言葉に、かたよっています。
審判をするときは「規則にある言葉」で言う必要があります。たとえば同点は「デュース」ではなく「オール」、サーブ権の移動は「サービスオーバー」です。一方、練習や作戦の話では通称のほうが通じます。使い分けの基準が、この目印です。
3つの目印の読み方
以下の一覧では、それぞれの言葉に次の3つのどれかを付けています。
例 規則の定義
競技規則の冒頭の「定義」の項に、意味まで書かれている語。全部で8語しかありません。
例 規則にある
定義はされていないものの、条文・付録・図の中に実際に出てくる語。
例 規則には無い通称
原文を検索しても一度も出てこない語。間違いという意味ではなく、現場で定着した呼び名です。
規則が「定義」として挙げている8語8語中 0語が規則に無し
公式の競技規則は、冒頭の「定義」の項でこの8語だけを定義しています。ここに無い言葉は、規則の本文に出てくるか、まったく出てこない通称かのどちらかです。
プレーヤー 規則の定義
バドミントンをプレーするすべての人。規則ではこの一語で選手を指します。
マッチ 規則の定義
1人または2人ずつの2サイドで行う、バドミントンの試合そのもの。日本語で「試合」と言うとき、規則ではマッチにあたります。 ルール完全ガイド →
シングルス 規則の定義
1人対1人で行うマッチ。使うサイドラインが内側になります。 コートの寸法 →
ダブルス 規則の定義
2人対2人で行うマッチ。サーブの順番と立ち位置に独自のルールがあります。 ダブルスのサーブ順 →
サービングサイド 規則の定義
サービス権を持っている方のサイド。「サーブ側」のこと。よく「サービスサイド」と書かれますが、規則の言い方はサービングサイドです。
レシービングサイド 規則の定義
サービングサイドの反対側のサイド。「レシーブ側」のこと。
ラリー 規則の定義
サービスで始まり、シャトルがインプレーでなくなるまでの打ち合い。1回の打球だけで終わってもラリーです。
ストローク 規則の定義
シャトルを打とうとするラケットの動き。当たらなくても(空振りでも)ストロークです。ここが空振りの扱いにつながります。
得点・試合の進み方19語中 6語が規則に無し
点の数え方と、試合がどう進むかの言葉です。
ラリーポイント制 規則には無い通称
サーブ権の有無にかかわらず、ラリーに勝った側が必ず1点を取る方式。今のバドミントンはこの方式です。 点数の数え方 →
21点制 規則にある
1ゲーム21点先取・2ゲーム先取で行う、長く使われてきた方式。20点オールなら2点リードで勝ち、29点オールなら30点目を取った側が勝ちます。 ルール完全ガイド →
15点制 規則にある
1ゲーム15点先取・2ゲーム先取の新方式。14点オールなら2点リード、20点オールなら21点目で決着します。日本では2026年から主要大会で先行導入されます。 15点制の早見表 →
ゲーム 規則にある
21点(新方式は15点)を先取するまでのひと区切り。マッチはふつう3ゲームのうち2ゲーム先取で決まります。
オール 規則にある
両者が同点であること。「20オール」は20対20。規則で同点を表す言い方はこの「オール」です。 審判のコール一覧 →
デュース 規則には無い通称
同点から2点差がつくまで続く状態のこと。テニス由来の言い方で、バドミントンの規則には一度も出てきません。規則は「20点オールになった場合」と書きます。
ゴールデンポイント 規則には無い通称
上限点での最後の1点のこと。29点オールでの30点目(15点制では20点オールでの21点目)を指す通称です。
マッチポイント 規則にある
あと1点でそのマッチに勝てる状態。主審はこの状態を得点コールの前に告げます。 審判のコール一覧 →
ゲームポイント 規則にある
あと1点でそのゲームを取れる状態。
ラブ 規則にある
0点のこと。「ラブオール」は0対0です。
ラブオール 規則にある
0対0。主審は試合開始で「ラブオール、プレー」とコールします。 主審のやり方 →
サービスオーバー 規則にある
サーブ権が相手側に移ること。カタカナ語なので通称だと思われがちですが、これは規則の本文に出てくる言葉です。
サイドアウト 規則には無い通称
サーブ側がラリーを落として、点とサーブ権が相手に移ること。バレーボールなどでも使う言い方で、バドミントンの規則には出てきません。
セッティング 規則には無い通称
かつての15点制で、同点になったときに追加の点数を宣言して延長した仕組み。現行の規則からは無くなっており、今の15点制とは別ものです。
インターバル 規則にある
決められた休憩。ゲーム中は片方が11点(15点制では8点)に達したときの60秒以内、ゲームとゲームの間は120秒以内です。
チェンジエンズ 規則にある
コート(エンド)を交代すること。第1ゲーム後、第2ゲーム後、第3ゲームで片方が11点(15点制では8点)に達したときに行います。
インプレー 規則にある
シャトルが「生きている」状態。サーブが打たれてから、床に落ちる・フォルトになる・レットになるまでの間です。
リタイア 規則にある
けがなどで試合を続けられず、途中で棄権すること。
ウォークオーバー 規則には無い通称
相手が棄権・不戦のため、戦わずに勝ち上がること。ドロー表では「W.O.」と書かれます。
コート・ネット・用具21語中 8語が規則に無し
コートの各部と、道具まわりの言葉です。
サービスコート 規則にある
サーブを入れなければならない範囲。シングルスは細長く、ダブルスは横に広く手前が浅い形になります。 サーブのルール →
ショートサービスライン 規則にある
ネットから1.98mの位置にある線。サーブはこの線を越えて入れます。 コートの寸法 →
ロングサービスライン 規則にある
サーブの奥の限界線。ダブルスは手前(バックバウンダリーラインの76cm内側)、シングルスはいちばん奥の線です。 コートの寸法 →
バックバウンダリーライン 規則にある
コートのいちばん奥の線。シングルスではこれがロングサービスラインも兼ねます。
センターライン 規則にある
右と左のサービスコートを分ける、真ん中の縦線。
サイドライン 規則にある
コートの横の線。シングルスは内側(幅5.18m)、ダブルスは外側(幅6.10m)を使います。 コートの寸法 →
ポスト 規則にある
ネットを張る支柱。高さはコート面から1.550mで、シングルスでもダブルスのサイドライン上に立てます。
ネット 規則にある
コートを分ける網。上端の高さは中央で1.524m、ポストのところで1.55mです。 ネットの高さ →
シャトル 規則にある
打ち合う羽根。規則上の正式名は「シャトル」で、羽根は16枚、重さは4.74〜5.50gと決められています。 シャトルの選び方 →
水鳥 規則にある
ガチョウやアヒルの羽根で作ったシャトル。飛び方と打球感が良い代わりに、ナイロン製より壊れやすく高価です。 水鳥とナイロンの違い →
番手 規則には無い通称
シャトルの飛ぶ距離を表す番号。数字が大きいほどよく飛びます。気温に合わせて選びます。 番手の選び方 →
ガット 規則にある
ラケットに張る糸。規則での言い方は「ストリング」です。太さと張りの強さで打球感が変わります。 ガットのテンション →
テンション 規則には無い通称
ガットを張る強さ。ポンドで表します。ラケット本体に印刷された推奨範囲を超えると破損の原因になります。 テンションの目安 →
グロメット 規則には無い通称
フレームの穴に入っている樹脂の部品。傷むとガットが角に当たって切れやすくなります。 ガットが切れる原因 →
シャフト 規則にある
グリップとフレームをつなぐ細い棒の部分。しなりの硬さがラケットの性格を決めます。 ラケットの選び方 →
バランス 規則には無い通称
ラケットの重心の位置。先端寄り(ヘッドヘビー)は打球が重く、手元寄り(ヘッドライト)は振りが速くなります。 バランスの違い →
U(ユー) 規則には無い通称
ラケットの重さの表し方。数字が大きいほど軽く、4Uは5Uより重いという逆向きの表記です。 重さ(U)の見方 →
スイートスポット 規則には無い通称
ラケット面のうち、いちばんよく飛んで打球感の良い範囲。テンションを上げると狭くなります。 テンションと打球感 →
ワイズ 規則には無い通称
シューズの足幅の規格。2E・3E・4Eと数字が大きいほど幅広です。 ワイズの選び方 →
非マーキング 規則には無い通称
体育館の床に黒い線を残さない靴底のこと。体育館で使うバドミントンシューズはこれが条件になります。 シューズ比較 →
JBA公認 規則にある
日本バドミントン協会の検定に合格した用具・ウェアであること。公式大会で着るユニフォームは公認品が必要です。 ユニフォーム比較 →
サービス(サーブ)8語中 4語が規則に無し
サーブは規則がいちばん細かい部分で、専用の言葉も多い場所です。
サーバー 規則にある
サーブを打つ人。
レシーバー 規則にある
サーブを受ける人。ダブルスでは対角にいる1人だけがレシーバーです。
ショートサーブ 規則には無い通称
ネットすれすれに短く入れるサーブ。ダブルスの基本形です。 サーブのコツ →
ロングサーブ 規則には無い通称
高く奥まで飛ばすサーブ。シングルスでよく使います。 サーブのコツ →
バックハンドサーブ 規則には無い通称
ラケットを体の前で構え、手の甲側で押し出すサーブ。短いサーブの精度が出しやすい打ち方です。 サーブの打ち方 →
1.15m(サーブの高さ) 規則にある
サーブを打つ瞬間に、シャトル全体がこの高さより下になければならないという基準。以前の「ウエストより下」に代わる数字です。 サーブの高さのルール →
サービスジャッジ 規則にある
サーブの反則だけを見る審判。主審の向かい側に座ります。
セカンドサーブ 規則には無い通称
サーブをやり直せる2回目の権利。テニスにはありますが、今のバドミントンにはありません。失敗すればそのまま相手の得点です。 サーブのルール →
フォルト(反則)とレット12語中 7語が規則に無し
ここが今回いちばん差が出た区分です。反則の呼び名はほぼ全部が通称で、規則は第13条の条文で状況を説明しているだけです。
フォルト 規則にある
反則。したほうが失点し、相手に1点が入ります。何がフォルトかは規則の第13条にまとめられています。 フォルトの一覧 →
レット 規則にある
やり直し。点は動かず、直前にサーブした人がもう一度サーブします。規則の第14条です。 レットの一覧 →
サービスフォルト 規則にある
サーブの規定を満たしていない反則の総称。高さ・打点・足の静止・打つ順番などが対象です。 サービスフォルトの条件 →
フットフォルト 規則には無い通称
サーブのとき、足が線を踏む・浮く・動くなどで起きる反則の通称。規則は「両足の一部分がコート面に接していなければならない」と書いています。 立ち位置のルール →
オーバー・ザ・ネット 規則には無い通称
ネットを越えて相手コート側で打ってしまう反則の通称。打った後にラケットが越えるフォロースルーは反則ではありません。
タッチザネット 規則には無い通称
体・服・ラケットがネットやポストに触れる反則の通称。ラリー中に触れれば失点です。
ホールディング 規則には無い通称
シャトルをラケットに乗せて運ぶ・押し出すような打ち方の反則の通称。「スリング」とも呼ばれます。
ドリブル 規則には無い通称
同じ人が続けて2回打ってしまう反則の通称。1回のストロークで面に2度当たるのは反則になりません。
ダブルタッチ 規則には無い通称
ペアが続けて打ってしまう反則の通称。ダブルヒットとも言います。
オブストラクション 規則には無い通称
相手の正当な打球を妨げる反則の通称。ネット際で相手のフォロースルーを邪魔する形が典型です。
アウト 規則にある
シャトルがコートの外に落ちること。線に触れていればインです。 イン・アウトの判定 →
イン 規則にある
シャトルがコート内に落ちること。ラインはそのコートに含まれるので、線に少しでもかかればインです。 ライン判定のしかた →
審判・コール・記録8語中 4語が規則に無し
審判の役割と、試合中に耳にする言葉です。
主審 規則にある
そのコートを管理する審判。得点をコールし、フォルトやレットを判定します。 主審のやり方 →
線審 規則にある
担当するラインについて、イン・アウトだけを判定する審判。
レフェリー 規則にある
大会全体を統括する責任者。主審より上の立場で、失格の判断などを行います。
セルフジャッジ 規則には無い通称
審判を置かず、選手同士で判定しながら進める方式。練習試合や地域の大会で広く行われています。 セルフジャッジのやり方 →
スコアシート 規則にある
試合の得点経過を記録する用紙。サーブ順と得点の動きを追えるように書きます。 スコアシートの書き方 →
イエローカード 規則には無い通称
警告。遅延行為や無礼な態度に対して主審が最初に出す処置の通称です。
レッドカード 規則には無い通称
警告後の再発などでフォルトを宣告し、相手に1点を与える処置の通称。
ブラックカード 規則には無い通称
失格。レフェリーの権限で試合から退かせる、いちばん重い処置の通称です。
ショット(打ち方)の名前14語中 13語が規則に無し
ショット名は、ひとつも規則に出てきません。全部が現場の呼び名です。
クリア 規則には無い通称
相手コートの奥まで高く飛ばすショット。守りを立て直すときの基本です。 ショットの打ち方 →
スマッシュ 規則には無い通称
頭上から鋭く打ち下ろす、いちばん速いショット。決め球の中心です。 スマッシュの打ち方 →
ドロップ 規則には無い通称
高い打点から力を抜いて、ネット際に落とすショット。 ドロップの打ち方 →
カット 規則には無い通称
シャトルを切るように当てて、回転をかけながら落とすショット。ドロップより速く沈みます。 ショットの打ち方 →
ヘアピン 規則には無い通称
ネット際から、ネットすれすれに相手のネット際へ返すショット。軌道がヘアピンの形に見えることからの呼び名です。 ヘアピンの打ち方 →
ドライブ 規則には無い通称
床と平行に近い速い軌道で打ち合うショット。ダブルスの中盤で多用します。 ドライブの打ち方 →
ロブ 規則には無い通称
低い位置から相手コートの奥へ高く上げるショット。ロビングとも呼びます。 ロブの打ち方 →
プッシュ 規則には無い通称
ネット際の浮いた球を、前で押し込むように決めるショット。 プッシュの打ち方 →
レシーブ 規則にある
相手の攻撃を受けて返すこと。とくにスマッシュを返す動作を指すことが多い言葉です。 スマッシュレシーブのコツ →
フォアハンド 規則には無い通称
手のひら側で打つ打ち方。 グリップの握り方 →
バックハンド 規則には無い通称
手の甲側で打つ打ち方。親指を立てて押す握りに持ち替えます。 バックハンドの握り →
ラウンド 規則には無い通称
頭の上を越えて、利き手と反対側の球をフォアの面で打つ打ち方。ラウンド・ザ・ヘッドの略です。
イースタングリップ 規則には無い通称
ラケット面を床と垂直にして、包丁を持つように握る基本の握り方。 イースタングリップ →
グリップチェンジ 規則には無い通称
打つ球に合わせて握りを持ち替えること。速いラリーではこれができるかどうかで返球が変わります。 持ち替えのしかた →
戦術・ダブルスの動き6語中 6語が規則に無し
陣形と動き方の言葉です。ここも規則には出てきません。
ローテーション 規則には無い通称
ダブルスで2人が位置を入れ替わりながら、攻めと守りの形を保つ動き。 ローテーションの図解 →
トップアンドバック 規則には無い通称
前後に並ぶ攻撃の陣形。前の人が決め、後ろの人が打ち込みます。 前後の陣形 →
サイドバイサイド 規則には無い通称
左右に並ぶ守りの陣形。相手のスマッシュを受けるときの形です。 守りの陣形 →
フォーメーション 規則には無い通称
ダブルスの2人の並び方。攻めは前後、守りは左右が基本です。 フォーメーション →
配球 規則には無い通称
どこへ打つかの組み立て。相手を動かして、空いた場所に決めるための設計です。 配球の考え方 →
ミス 規則には無い通称
自分の失敗で失う点。アウト・ネットにかける・空振りなど。勝敗の多くはここで決まります。 ミスの見方 →
体・練習まわり5語中 5語が規則に無し
練習や体づくりで使う言葉です。
フットワーク 規則には無い通称
コート内を動く足の運び方。前後左右6方向へ動いて中央に戻るのが基本形です。 フットワークの図解 →
ホームポジション 規則には無い通称
打った後に戻る基準の位置。だいたいコートの中央付近です。 戻り方 →
ノック練習 規則には無い通称
球出し役が連続でシャトルを出し、同じ動きを繰り返して体に覚えさせる練習。 練習メニュー →
パターン練習 規則には無い通称
打つコースをあらかじめ決めて繰り返す練習。試合の形に近づけていきます。 練習メニュー →
素振り 規則には無い通称
シャトルを使わず、フォームだけを繰り返す練習。1人でも家でもできます。 一人でできる練習 →
大会・運営5語中 3語が規則に無し
大会要項やドローで見かける言葉です。
ドロー 規則には無い通称
トーナメントの組み合わせ表。 組み合わせの自動作成 →
シード 規則には無い通称
強い選手同士が早い段階で当たらないよう、あらかじめ離して配置すること。 シードを離して組む →
第1種大会 規則にある
日本バドミントン協会が定める最上位の区分の大会。全日本総合などが該当し、新しいルールもここから適用されます。 15点制はいつから →
団体戦 規則にある
複数の試合の勝ち数でチームの勝敗を決める方式。 団体戦の対戦表 →
リーグ戦 規則には無い通称
総当たりで対戦し、勝ち数などで順位を決める方式。 リーグ戦の組み合わせも自動 →
言葉を覚えたら、次は試合を記録してみませんか
得点も、サーブの左右も、接戦の延長もタップだけ。スコアシートが自動でできて、ミスの内訳や勝率の変化がグラフで見えます。
📲 アプリを無料ダウンロード(Android)→ 🍎 アプリを無料ダウンロード(iPhone)→ Webで無料お試し →調べ方と出典
照合に使ったのは、公益財団法人 日本バドミントン協会が公開している競技規則(昭和24年4月1日施行・令和6年4月1日一部改訂)の原文です。PDFから本文を取り出し、106語それぞれについて原文中に出てくるかどうかを機械的に数えました。数え方は次のとおりです。
- 「定義」の項(第1条の前)にある語を規則の定義としました。
- 条文・付録・図のどこかに1回でも出てくる語を規則にあるとしました。条番号は、その語が最初に出てくる場所です。
- 1回も出てこない語を規則には無い通称としました。
なお、この規則の本文は21点制で書かれています。2026年から日本の主要大会で先行導入される15点制は、本文ではなく付録3「代替スコアリングシステム」に条文があり、1ゲーム15点先取、14点オールで2点リード、20点オールなら21点目で決着、第3ゲームは8点でエンド交代とインターバル、と定められています。
よくある質問
Q. バドミントンの「デュース」は正式な用語ですか?
いいえ、正式な規則用語ではありません。日本バドミントン協会の競技規則の原文を検索しても、「デュース」という言葉は一度も出てきません。規則は同点を「オール」と表し、第7条で「スコアが20点オールになった場合には、その後最初に2点リードしたサイドがそのゲームでの勝者となる」と書いています。つまり試合中に主審がコールするのも「20オール」で、「デュース」はテニス由来の言い方が広まった通称です。意味が通じないわけではないので日常会話で使って問題はありませんが、審判をするときのコールには使いません。
Q. スマッシュやヘアピンは、正式なルール用語ですか?
違います。今回14語のショット名を競技規則の原文と照合しましたが、規則に出てきたのは「レシーブ」だけで、残りの13語は一度も出てきませんでした。クリア、スマッシュ、ドロップ、カット、ヘアピン、ドライブ、ロブ、プッシュ、フォアハンド、バックハンドは、いずれも規則の中に存在しない言葉です。規則はシャトルの打ち方を種類分けしていないためで、ショット名はすべて現場で定着した呼び名です。だからといって間違いではなく、指導でも解説でも普通に使われます。
Q. 「サービスオーバー」と「サイドアウト」は、どちらが正しいですか?
規則に載っているのは「サービスオーバー」のほうです。競技規則の第11条第1項に「サービスオーバーでサービス権が移る場合、新しくレシービングサイドになるプレーヤーは、直前にサーブした同じサービスコートに留まる」という記述があります。一方「サイドアウト」は規則の原文に一度も出てきません。どちらもサーブ権が相手に移ることを指しますが、カタカナ語だから通称、という見分け方は当てになりません。サービスオーバーは規則の言葉で、サイドアウトは他競技から来た言い方です。
Q. タッチザネットやオーバーネットは、規則に書かれていますか?
その名前では書かれていません。タッチザネット、オーバー・ザ・ネット、ホールディング、ドリブル、ダブルタッチ、オブストラクション、フットフォルトは、いずれも競技規則の原文に一度も出てこない通称です。規則は第13条「フォルト」の中で、たとえば体・服・ラケットがネットや支柱に触れること、ネットを越えて相手コートに入って打つことといった状況を文章で説明しているだけで、それぞれに名前を付けていません。反則の内容は規則にありますが、呼び名は現場で付けられたものだということです。
Q. フォルトとレットの違いは何ですか?
フォルトは反則で、したほうが失点し相手に1点が入ります。レットはやり直しで、点は動かず、直前にサーブした人がもう一度サーブします。競技規則では第13条がフォルト、第14条がレットと、条を分けて定められています。たとえばレシーバーの態勢が整う前にサーバーが打ってしまった場合や、ラリー中に他のコートからシャトルが入ってきた場合はレットです。フォルトかレットかで点が動くかどうかが変わるので、セルフジャッジの試合ではここの区別がいちばん大切になります。
Q. 「セッティング」という言葉は今も使いますか?
今の規則にはありません。セッティングは、かつての15点制(サーブ権のある側だけが得点する方式)で、同点になったときに延長する点数を宣言した仕組みのことです。現在の競技規則の原文を検索しても一度も出てこず、制度としても残っていません。2026年から日本の主要大会で先行導入される新しい15点制は、ラリーポイント制のまま1ゲームを15点にするもので、14点オールなら2点リード、20点オールなら21点目で決着します。名前は似ていますが、昔のセッティングとはまったく別のものです。
Q. 公式の競技規則はどこで読めますか?
公益財団法人 日本バドミントン協会の公式サイトで、競技規則がPDFで公開されています。このページの照合に使ったのは、昭和24年4月1日施行・令和6年4月1日一部改訂の版です。冒頭に「定義」の項があり、そのあと第1条のコートとコートの設定から順に条文が並びます。フォルトは第13条、レットは第14条、スコアリングシステムは第7条です。新しい15点制は本文ではなく、付録3の「代替スコアリングシステム」に条文があります。用語の正確なところを確かめたいときは、この原典を見るのがいちばん確実です。
関連ページ
この用語集は、バドミントンのスコア記録・分析アプリ「バドシート」を運営する TakeoriLab が作成しています。規則との照合は公益財団法人 日本バドミントン協会が公開する競技規則(令和6年4月1日一部改訂)の原文に基づき、2026年8月14日時点で実施しました。規則は改訂されることがあるため、正式な判断が必要なときは必ず最新の原典をご確認ください。各用語の説明文は、初心者・保護者にも分かるように当サイトが書いたものです。