バドミントン サーブのルール完全ガイド
高さ・フォルト・立ち位置・サービスコートの違い

サーブが分かると、試合が始められる!

バドミントンで最初につまずくのが「サーブ」。どのくらいの高さまでOK?どこに立って、どこへ打つ?何をするとフォルト(反則)?――このページでは、サーブのルールを高さ・立ち位置・フォルトの条件・サービスコートの違いにわけて、図と表でまとめました。試合で審判をする人も、始めたばかりの人も、これ1枚で確認できます。

① サーブの高さのルール

サーブは「打つ瞬間のシャトルの高さ」に上限があります。高すぎるサーブ(上から叩きつけるような打ち方)を禁止して、公平にラリーを始めるためのルールです。基準は場面によって2種類あります。

覚えることは1つ
打つ瞬間、シャトル全体が「決められた高さより下」にあること。
公式・国際基準 → 床から1.15m以下/審判のいない一般の試合 → おおよそ腰(一番下の肋骨)より下
場面高さの基準判定のしかた
公式戦・国際ルールシャトル全体が床から1.15m以下1.15mの高さに水平の目印(サービスジャッジ用の器具や線)を置き、それより下で打っているかを見る
一般・レク・部活の練習おおよそ腰(肋骨の一番下)より下審判がいなければ、腰より上で打っていないかをお互いに確認

※かつては「シャトルもラケットヘッドも腰より下」という表現でしたが、判定を分かりやすくするため国際的には「1.15m」という数値基準が主流になりました。どちらも狙いは同じ=“高すぎるサーブの禁止”です。

② どこから打つ?立ち位置は「偶数・奇数」で決まる

サーブを打つ位置(右/左のサービスコート)は、サーブする側の点数だけで決まります。相手の点数は関係ありません。

サーブ側の点数立つ位置打つ方向
0・2・4・6 …(偶数)右サービスコート対角(ナナメ前)の相手サービスコートへ
1・3・5・7 …(奇数)左サービスコート対角(ナナメ前)の相手サービスコートへ

この「偶数=右/奇数=左」はシングルスもダブルスも共通です。ダブルスは、さらにサーブ権が移ったあとのローテーション(誰が次に打つか)が加わります。ダブルス特有の順番は ダブルスのサーブ順・コートの位置 早見表 で図解しています。

③ シングルスとダブルスで違う「サービスコート」

意外と知られていないのが、サーブを入れてよい範囲(サービスコート)がシングルスとダブルスで違うこと。同じサーブでも、シングルスでは「イン」、ダブルスでは「アウト」になることがあります。

 左右(サイド)前後(奥行き)
シングルス内側のシングルスサイドラインまで(狭い)一番奥のバックバウンダリーラインまで(深い)縦長
ダブルス外側のダブルスサイドラインまで(広い)手前のダブルスロングサービスラインまで(約76cm手前)横広で短い
シングルス(縦長) ネット側 有効 左右は狭く・奥は深い ダブルス(横広・短い) ネット側 有効 ここまで(約76cm手前) 左右は広く・奥は浅い

緑の部分が、そのサーブを入れてよい範囲(右サービスコートの例)。ダブルスは奥のロングサービスラインが約76cm手前にあるため、深いサーブは「アウト」になりやすい。

④ サービスフォルト(反則)になる条件

次のいずれかに当てはまると「フォルト」で、相手の得点になります。試合で審判をするときのチェックリストにも使えます。

フォルトになる主なケースひとことで
高すぎる打つ瞬間、シャトルが基準(1.15m/腰)より上にある
足が動く・線を踏む・浮く打つまで両足を止め、サービスコート内で線を踏まず接地している必要がある
コルク以外に当たるラケットが最初に当てるのはシャトルのベース(コルク)。羽根から当てるのは×
動作を止める・二段モーション振り始めたら止めずに一連の動きで打つ(相手を惑わすフェイント・ディレイは×)
立つ位置の間違い偶数なのに左、奇数なのに右など、点数と違うサービスコートから打つ
空振りサーブでシャトルに当たらなかった(振ってしまうとフォルト)
レシーバーが構える前に打つ相手の準備ができていないうちに打つ
審判・セルフジャッジのコツ:フォルトの多くは「高さ」と「足」です。まずこの2つを重点的に見て、次に立ち位置(偶数・奇数)を確認すると、判定がぶれにくくなります。

⑤ レット(やり直し)になるケース

フォルト(=相手の得点)ではなく、「そのラリーをやり直す」=レットになる場面もあります。代表的なのは次のとおりです。

・サーバーとレシーバーが同時に反則した
・サーブしたシャトルがネットに触れて、相手の正しいサービスコートに入った(現行ルールでは触れても入れば原則インですが、地域・大会規定でレット扱いのことがあります)
・準備ができていないのにサーブされ、しかもレシーバーが打ち返さなかった
・プレー中にシャトルが分解した、思わぬ妨害があった

※細部は大会区分・年代(小学生大会など)で運用が異なります。公式戦では主審・審判長の判断が優先されます。

⑥ 「セカンドサーブ」はもう無い/15点制でも変わらない

昔のサイドアウト制には「1回目を失敗しても2回目が打てる(セカンドサーブ)」がありましたが、現在のラリーポイント制ではサーブは1回きり。失敗すればそのまま相手の得点かサーブ権の移動です。

また、2026年から日本の主要大会で先行導入される15点制(3ゲーム制)でも、サーブのルール(高さ・立ち位置・フォルトの条件)は変わりません。変わるのは点数の数え方(1ゲームの先取点やデュースの上限など)だけです。点数まわりの変更点は ルール完全ガイドの得点ルール で確認できます。

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よくある質問

Q. サーブは腰より上で打つとフォルトですか?

はい。現在の主流ルールでは、シャトル全体が床から1.15mより高い位置で打つとフォルトです。以前の「腰より下」も同じ狙いで、審判のいない試合では今も腰を目安にします。

Q. 右と左、どちらのコートから打ちますか?

サーブ側の点数が偶数なら右、奇数なら左から、対角のサービスコートへ打ちます。シングルス・ダブルス共通です。

Q. シングルスとダブルスでサービスコートは違いますか?

違います。シングルスは縦長(左右狭く・奥深い)、ダブルスは横広で短い(左右広く・奥は約76cm手前まで)。同じサーブでも判定が変わることがあります。

Q. セカンドサーブはありますか?

ありません。ラリーポイント制ではサーブは1回きりです。

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この記事は、バドミントンのスコア記録・分析アプリ「バドシート」を運営する TakeoriLab が作成しています。ルールは年代・大会区分・改定により細部が異なる場合があります。公式大会では主催者・審判長の指示に従ってください。