バドミントン ダブルスのスコアシートの書き方1人1行=1ゲームに4行。サーブ順の①②と「偶数は右・奇数は左」だけ押さえれば、あとはシングルスと同じです。
ダブルスのスコアシートでつまずくのは、書き方そのものではありません。「いま、誰の行に書くのか」の1点です。
このページは、その1点を1ラリーずつの表と記入例で先に解決します。A4の空欄用紙と記入見本は登録不要・無料でダウンロードできます。
1. シングルスと違うのは2つだけ
ダブルスのスコアシートは、シングルスの用紙と同じものを使います。種目欄の「ダブルス」に○をつけるだけです。違うのは次の2点だけです。
| シングルス | ダブルス | |
|---|---|---|
| 1ゲームに使う行 | 1人1行=2行 | 1人1行=4行 |
| 名前の書き方 | 氏名だけ | 氏名の前に①②のサーブ順 |
マスの埋め方(点が入るたびに、その時点の通算点を1マスずつ書き足す)はまったく同じです。基本の書き方は バドミントンのスコアシートの書き方(シングルスの記入例つき) にまとめています。
2. 書き始める前に決める「①②」のサーブ順
ダブルスでは、選手名の前に①②を書きます。これは「そのゲームで先にサーブする/レシーブする人」を表す番号です。
- サーブ側は、最初にサーブする人が①、パートナーが②。
- レシーブ側は、最初にレシーブする人が①、パートナーが②。
- 公式シートでは、その試合の最初のサーバーに S、最初のレシーバーに R の印をつけます。
行の並びは試合を通して固定です。①②を途中で書き換える必要はありません。ゲームごとに変わるのは「最初にサーブ/レシーブする人」で、そこに S・R の印をつけ直します。
3. サーブは「自分たちの得点が偶数なら右・奇数なら左」
サーブを打つコートは、自分たちの得点だけで決まります。相手の点は関係ありません。ここはシングルスと同じルールです。
入れ替わるのはサーブ側が点を取ったときだけ。サーブ側が続けて点を取ると、そのペアの2人が右と左を入れ替わります。レシーブ側が点を取ったときは誰も動かず、サーブ権だけが移ります。
4. いちばん間違える「誰の行に書くか」
点は「次にサーブする人」の行に書きます。得点したペアのうち、新しいスコアでサービスコートに立つほうの人です。
0対0から5ラリーぶん、実際にたどってみます(Aペア=①山田・②田中/Bペア=①佐藤・②鈴木、Aのサーブで開始)。
| ラリー | 取った側 | スコア(A−B) | 次にサーブする人 | 書く行 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | A(サーブ側) | 1 − 0 | ①山田(1点=奇数なので左へ移動) | 山田に「1」 |
| 2 | B(レシーブ側) | 1 − 1 | ②鈴木(Bは1点=奇数。左に居る人) | 鈴木に「1」 |
| 3 | B(サーブ側) | 1 − 2 | ②鈴木(2点=偶数なので右へ移動) | 鈴木に「2」 |
| 4 | A(レシーブ側) | 2 − 2 | ②田中(Aは2点=偶数。右に居る人) | 田中に「2」 |
| 5 | A(サーブ側) | 3 − 2 | ②田中(3点=奇数なので左へ移動) | 田中に「3」 |
ラリー2と4に注目してください。レシーブ側が取ったときは誰も動きません。それでも「書く行」が変わるのは、新しいスコアの偶数・奇数でサービスコートに立っている人が入れ替わるからです。ここが、シングルスにはないダブルス特有の迷いどころです。
5. ダブルスでよくある間違い5つ
- 2人が交代でサーブすると思っている……今のラリーポイント制では、サーブ権を取った側は1人だけがサーブします。昔の「サイドアウト制」の名残です。
- レシーブ側が取ったときも入れ替わると思っている……入れ替わりません。動くのはサーブ側が点を取ったときだけです。
- ペアのどちらの行に書くか迷う……次にサーブする人の行です。「点を決めた人」の行ではありません。
- 4行ぶんの名前を2行しか書いていない……ダブルスは1ゲームに4行使います。1行に2人ぶんの名前を詰めると、マスが足りなくなります。
- S・R の印を忘れる……最初のサーバーに S、最初のレシーバーに R。後から「誰から始まったか」を確認できなくなります。
試合中のコールの言い方は バドミントンのコール(審判の言い方)、主審としての進め方は 主審(審判)のやり方 にまとめています。
6. 記入例(完成見本)と無料ダウンロード
15点制のダブルス1試合を、最後まで書き終えた1枚です。第1ゲーム 15-9、第2ゲーム 12-15、第3ゲーム 15-13 で、ゲームカウント2対1の勝ちです。
15点制のダブルスも書き方は同じです
2026年から国内の主要大会は3ゲーム15点制に移行しました。マスの埋め方も、サーブの右左も、行の使い方も変わりません。変わるのはゲームが終わる点数だけです。
- 15点制……14–14で並んだら2点差がつくまで(最大21点)
- 21点制……20–20で並んだら2点差がつくまで(最大30点)
詳しくは バドミントンの15点制への移行 をどうぞ。
書くのが大変なら、タップするだけで自動で
ダブルスは4人ぶんの行を追いながら書くので、試合を見ながらの手書きはかなり大変です。アプリ「バドシート」なら、点が入った側をタップするだけで、サーブ順・右左・誰の行かをすべて自動で判定して、公式様式のスコアシートに仕上げます。
よくある質問
ダブルスとシングルスで用紙は違いますか?
同じ用紙です。種目欄の「ダブルス」に○をつけて、1ゲームに4行を使います。
点を決めた選手の行に書くのではないのですか?
違います。次にサーブする人の行に書きます。レシーブ側が点を取ったときは、その時点のスコアの偶数・奇数で決まるサービスコートに立っている人の行になります。
ダブルスで2回サーブはありますか?
ありません。現在のラリーポイント制では、サーブ権を取った側は1人だけがサーブします。2人が続けてサーブしたのは、以前のサイドアウト制のルールです。
①②はゲームごとに書き直しますか?
行の並びは試合を通して固定のままで大丈夫です。ゲームごとに変わるのは最初にサーブ/レシーブする人なので、S・R の印だけ付け直します。
※ 記入例の選手名・所属・時刻はすべてサンプルです。実在の個人・団体とは関係ありません。