バドミントン サーブのコツ|ネットすれすれは何サービス

―ショート・ロング・バックハンドサーブの打ち方【図解+練習ドリル】

サーブが安定すると、試合が変わる!

サーブは、バドミントンで唯一「自分のタイミングで打てる」ショット。ここが安定すると、ラリーの入り方がガラッと良くなります。このページはルールではなく「打ち方・コツ」にしぼって、ショートサーブ・ロング(ハイ)サーブ・バックハンドサーブの3つと、ネットすれすれを床と平行に飛ばすドライブサービスを、図と練習ドリルで解説します。高さ・立ち位置などのルールサーブのルール完全ガイド にまとめています。

① まず知る:サーブは大きく2種類

細かい種類はありますが、まずは「低いサーブ」と「高いサーブ」の2つを押さえればOKです。使い分けは、シングルスかダブルスか、そして相手の位置で決まります。

サーブねらい・軌道主に使う場面打ち方
ショートサーブ
(低い)
ネットの白帯すれすれを通し、相手コートの手前にポトッと落とすダブルス(基本これ)/シングルスでも多用バックハンドが主流
ロング(ハイ)サーブ
(高い)
高く上げて相手コートのいちばん奥へ、ほぼ垂直に落とすシングルス(相手を後ろに下げる)フォアハンド(アンダーハンド)が主流
バドミントンのショートサーブとロングサーブの軌道を横から見た図。ショート(低い)はネットすれすれを通って手前に落ち、ロング/ハイ(高い)は高く上がって奥へ深く落ちる
横から見た軌道のイメージ。ショートはネットすれすれを低く通して手前へ、ロングは大きく高く上げて相手コート奥へ落とす。狙う「高さ」と「落ちる場所」が正反対。

「ネットすれすれをねらい、床と平行に打つ」のは何サービス?

もう1つ覚えるなら「ドライブサービス(ドライブサーブ)」:ネットの白帯すれすれを、床とほぼ平行に速く飛ばすサーブです。ショートサーブばかりで読まれてきたときの奇襲として、主にダブルスで使います。サーブは打点1.15m以下・ラケットヘッドは手より下というルールがあるので、「速い」といっても上から叩くわけではなく、低い打点から真っすぐ伸ばすイメージです。浮けば一発でプッシュされるので、狙うのは相手の体の正面〜利き手側の肩
保健体育のテストでは「バドミントンのサーブの一種で、ネットすれすれをねらい床と平行に打つものを何サービスというか」という形で出題され、答えはドライブサービスです(低い=ショート、高い=ロング(ハイ)と合わせて3種類)。同じ分野の問題は 保健体育テスト対策の一問一答40問 にまとめてあります(A4プリントPDFも無料)。

② 今の主流「バックハンドサーブ」の握り方・構え

昔はフォアハンドで下からすくうサーブが主流でしたが、今はショートサーブをバックハンドで打つのが基本です。理由は、体の前でコンパクトに打てる=速くて読まれにくく、高さのミスも減るから。ダブルスはほぼ全員がこれです。

合言葉は「振らずに運ぶ」
ショートサーブは腕力ではなく面の角度と力の抜き。強く振るほど浮いたり飛びすぎたりします。

③ ショートサーブのコツ(浮かせない)

ショートサーブで一番きらわれるのが「浮く」こと。浮くと相手にプッシュ(叩かれる)されて、いきなり不利になります。低く保つコツは次のとおり。

ねらいやること
ネットすれすれを通す白帯の少し上を通すイメージ。面をやや上向きにして、シャトルの下を「押す」
浮かせない振らない。当たる瞬間に力を抜く。フォロースルーを短く止める
手前に落とす相手のショートサービスライン(ネットから約1.98m)付近をねらう。飛ばしすぎない
コースを散らすセンター(真ん中)を基本に、たまにサイド(外)へ。毎回同じだと読まれる
練習の目安:ネットの上10〜15cmにヒモやタオルを張り、そのを通せたら合格。10本連続で通せるようになると試合でも崩れにくくなります。

④ ロング(ハイ)サーブのコツ(高く・深く)

ロング(ハイ)サーブは主にシングルスで、相手をコートの奥まで下げるために使います。フォアハンドで下から大きく振り上げるのが基本です。

コツ:「遠くへ飛ばす」より「高く上げる」意識。高さが出れば、シャトルは自然に奥へ落ち、相手は下がって取るしかなくなります。低く飛ぶと逆に叩かれるので注意。

⑤ よくあるミスと直し方

症状よくある原因直し方
ショートが浮くラケットを振りすぎ/力が入りすぎ振らずに「置きにいく」。当たる瞬間に脱力。フォローを止める
ネットに引っかかる面が下向き/シャトルを打つ位置が低すぎ面をほんの少し上向きに。白帯の“少し上”を通す意識
飛びすぎる(手前に落ちない)押し出す力が強い力を7割に。ショートサービスライン手前を目標に距離感を作る
ロングが低い(叩かれる)面が立っている/振り上げ不足面を上向きに、下からこすり上げる。「高さ優先」で振り切る
高さフォルトを取られる打点が腰・1.15mより上打点を下げ、体の前・低い位置でとらえる(高さのルール
毎回同じで読まれるコース・球種が単調ショート主体に、時々ロングや逆サイドを混ぜて的をしぼらせない

⑥ 家・体育館でできる練習ドリル

サーブは反復あるのみ。ラリー相手がいなくても一人で数をこなせるのが強みです。「入った本数」を毎回記録すると、上達が数字で見えてモチベーションが続きます。

ドリルやり方ねらい
的当て(コーン)相手コートのねらう場所にコーンやペットボトルを置き、10本中何本当てられるかコントロール
タオルくぐりネットの10〜15cm上にタオル/ヒモを張り、その下を通すショートを低く保つ
奥ねらいライン相手コート奥に目印を置き、ロングをそこへ垂直に落とすロングの高さ・深さ
コース振り分けセンター5本→サイド5本を交互に。狙いを口に出してから打つコースの打ち分け
「10本中◯本」を記録しよう
毎回の成功本数をメモすると、先週より上手くなったかがひと目で分かります。試合の記録アプリなら、サーブだけでなく試合の傾向まで自動で残せます。

サーブの前に、ルールも確認しておこう

打ち方が分かったら、反則にならない打ち方もあわせて押さえておくと安心です。高さ(1.15m)・立ち位置(偶数右/奇数左)・サービスコートの違い・フォルトの一覧は サーブのルールとフットフォルトなど反則の種類一覧 に図解でまとめています。ダブルスのサーブ順(誰が次に打つか)ダブルスのサーブ順・コートの位置 早見表、審判のいない試合での進め方は セルフジャッジのやり方 をどうぞ。

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よくある質問

Q. バドミントンのサーブはバックハンドとフォアハンド、どちらで打つべきですか?

ダブルスや、素早く低いショートサーブを打ちたい場面では、体の前でコンパクトに振れる『バックハンドサーブ』が今の主流です。シングルスで相手を後ろまで下げたいときや、大きく高いロングサーブを打ちたいときは『フォアハンド(アンダーハンド)サーブ』が向きます。まずはダブルスでもシングルスでも使いやすいバックハンドのショートサーブから覚えるのがおすすめです。

Q. ショートサーブが浮いてしまう(高くなる)のを直すには?

原因の多くは『ラケットを振りすぎている』ことです。ショートサーブは振るのではなく、シャトルをラケット面に『押し出す・置きにいく』イメージで、面の角度でネットを越えさせます。手首を固定し、当たる瞬間に力を抜くと山なりになりにくく、ネットの白帯すれすれを通せます。ネットの少し上にヒモやタオルを張り、その下を通す練習が効果的です。

Q. ロング(ハイ)サーブを深く飛ばすコツは?

シャトルを落とす位置を体の斜め前に取り、ラケットを下から大きく振り上げて、面を上向きにしてシャトルの下をこすり上げます。手首のスナップを最後に効かせると、高く深いサーブになります。相手コートのいちばん奥(バックバウンダリーライン付近)に、ほぼ垂直に落ちる高さを目標にすると、返球されても攻められにくくなります。意識するのは『遠くへ』より『高く』です。

Q. サーブの練習は一人でもできますか?

できます。ネット際にコーンやペットボトルを的として置き、そこへ何本入るかを数える『的当てドリル』が定番です。ネットが無い場所でも、床に印を置いてショートサーブの落下点を狙う、壁に目標の高さの線を引いてロングサーブの高さを合わせる、などが有効です。10本中何本入ったかを毎回記録すると、上達が数字で見えてやる気が続きます。

Q. サーブの高さのルール(フォルト)はどうなっていますか?

打つ瞬間、シャトル全体が床から1.15m(審判のいない試合ではおおよそ腰)より下にある必要があります。高すぎるとサービスフォルト(反則)です。高さや立ち位置などサーブのルールそのものは、別ページ『サーブのルール完全ガイド』で図解しています。

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この記事は、バドミントンのスコア記録・分析アプリ「バドシート」を運営する TakeoriLab が作成しています。打ち方の感覚には個人差があります。学校・クラブの指導方針がある場合はそちらを優先してください。