バドミントンのコートの寸法・サイズとネットの高さ

―図解と早見表/シングルスとダブルスで入れかわる線まで

長さは同じ。変わるのは幅だけ!

体育館の床には、バレーボールやバスケットボールの線も一緒に引かれていて、どこまでがバドミントンのコートなのか分かりにくいものです。このページは、バドミントンのコートの寸法(サイズ)とネットの高さを、早見表と図でまとめました。数字は競技規則の値です。あわせて、多くの人がつまずく「シングルスとダブルスで、サーブのときだけ使う線が入れかわる」ところまで整理しています。

① 寸法の早見表(まずここだけ)

バドミントンのコートは長方形で、シングルスもダブルスも長さは同じです。変わるのは幅だけ、というのが最初に押さえるところです。

どこ寸法
全長(いちばん後ろの線どうし)13.40m
幅(ダブルス)6.10m
幅(シングルス)5.18m
ネットの高さ(中央)1.524m
ネットの高さ(ダブルスのサイドライン上=支柱の位置)1.550m
ネット → ショートサービスライン1.98m
いちばん後ろの線 → ロングサービスライン(ダブルス)0.76m
ラインの幅40mm(4cm)
バドミントンコートの寸法図。全長13.40m、ダブルス幅6.10m、シングルス幅5.18m、ネットからショートサービスラインまで1.98m、後ろの線からロングサービスラインまで0.76m
コート全体の寸法と、6本のラインの名前。ラインの幅はすべて40mm。

ラインについて、意外と知られていないルールがひとつあります。ラインは、そのラインが囲んでいるコートの一部として扱われます。つまりライン上に落ちたシャトルはインです。線の幅は40mmあるので、この40mmぶんはコートの内側、と考えてください。

② シングルスとダブルスは「幅」だけが違う

ダブルスの幅は6.10m、シングルスの幅は5.18m。差は0.92mで、これが左右に0.46mずつ分かれています。この細長い帯がダブルスアレーと呼ばれる部分です。

シングルスのラリー中は、このダブルスアレーに落ちるとアウトになります。逆にダブルスでは、いちばん外の線までが有効です。長さはどちらも13.40mのまま変わりません。「シングルスはコートが小さい」と言うとき、小さくなっているのは横だけです。

③ サーブのときだけ、使う線が入れかわる

ここが、コートの線でいちばん混乱するところです。ラリー中の広さと、サーブが入る範囲は別のルールで決まっています。しかもシングルスとダブルスで逆の形になります。

シングルスとダブルスでサーブが入る範囲の比較。シングルスは細くて長く、ダブルスは太くて短い
黄色がサーブの入る範囲(サービスコート1つ分)。シングルスは細くて長い、ダブルスは太くて短い。

どちらも共通しているのは、手前はショートサービスラインからという点です。ネットから1.98mより手前に落ちたサーブは、シングルスでもダブルスでもフォルトになります。サーブそのもののルール(打つ高さ・立つ位置・打ち方)は サーブのルール完全ガイド、ダブルスで「どちらが」「どこから」打つのかは ダブルスのサーブ順・コートの位置 早見表 にまとめています。ネットすれすれをねらう打ち方そのものは サーブのコツ(ネットすれすれのサーブ) に図解しています。

④ ネットの高さ(中央1.524m・支柱1.550m)

ネットの高さは2か所決まっています。中央で1.524m、ダブルスのサイドライン上(支柱の位置)で1.550m。中央のほうが26mm低いのがポイントです。

バドミントンのネットの高さの図。中央1.524m、支柱の位置1.550m、ネットの丈760mm、幅6.10m以上
ネットは中央がいちばん低い。高さの差26mmは、図では分かりやすいように強調しています。

ネットは張ると自重で真ん中がわずかに下がります。だから規則は「中央」と「端」の両方を決めていて、この2点が出ていれば正しく張れている、という考え方です。設営のときに中央だけ・端だけを測っても足りない理由がここにあります。

ネット自体の規格も決まっています。丈は760mm、幅は6.10m以上、上端は幅75mmの白いテープでふちどられます。中央の高さ1.524mから丈760mmを引くと、ネットの下端と床の間には中央で約0.76mの隙間ができる計算です。ネットは床まで届いていないのが正しい状態、ということになります。

⑤ 試合に必要な広さ(コートの外2m・天井12m)

試合には、コートの線の内側だけでなくまわりの余白と天井の高さも必要です。日本バドミントン協会の大会運営規程(第3章 競技会場)が、次のように決めています。

どこ広さ・決まり
コートの面積(ダブルス 13.40m×6.10m)81.74㎡
コートの面積(シングルス 13.40m×5.18m)約69.41㎡
コートの外側の余裕(四周それぞれ)2m以上(第12条)
余裕を含めた1面ぶん(17.40m×10.10m)175.74㎡
2面以上並べるときの、隣のコートとの間隔2m以上(第12条)
天井の高さ(コート面から)12m以上(第11条)
バドミントンの試合に必要な広さの図。コート13.40m×6.10mの外側に幅2mの帯があり、合わせて17.40m×10.10m=175.74㎡。天井はコート面から12m以上
黄色の帯が、コートの外に必要な2m。ダブルスの外枠から測った計算です。

2面を横に並べるなら、外側2m+コート6.10m+間2m+コート6.10m+外側2mで、幅18.20mが目安です(長さは1面と同じ17.40m)。

ただし、どの体育館でもこの条件がそろうわけではありません。規程の解説には、天井が12m未満の体育館では「会場ルール」を定めて運営すること、隣のコートとの2mが取れない場合はプレーに支障がないように運営することが書かれています。この規程が適用されるのは、協会が主催・主管する第1種大会と、加盟団体が主催する第2種大会です。

なお競技規則 第13条では、インプレーのシャトルが天井または壁に触れたらフォルトです。天井の低い会場で試合をするときは、始める前にその大会の会場ルールを確認しておきましょう。大会を主催する側の準備はバドミントン大会の開き方にまとめています。

⑥ 体育館の入り組んだラインの見分け方

学校や公民館の体育館は、バレーボール・バスケットボール・バドミントンの線が重ねて引かれていることがほとんどです。どれがバドミントンの線か迷ったときは、次の順で探すと早いです。

  1. 支柱(ポスト)を立てる位置を探す。支柱はダブルスのサイドライン上に立てるので、左右の支柱を結んだ線=ダブルスのサイドラインです。ここが分かればコートの外枠が決まります。
  2. ネットから約2mの横線を探す。これがショートサービスライン(1.98m)です。大人の歩幅で3歩弱くらいが目安になります。
  3. センターラインがあるのはサービス側だけ。コートを縦に半分に割る線は、ショートサービスラインからいちばん後ろの線までしか引かれていません。ネットのすぐ手前には引かれていないので、これも見分けの手がかりになります。
  4. いちばん後ろの線の少し内側にもう1本あるなら、それはダブルスのロングサービスライン(0.76m内側)です。この2本が近い間隔で平行に並んでいるのはバドミントン特有です。

⑦ よくある勘違い4つ

コートが分かったら、次は試合の記録。

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よくある質問

Q. バドミントンのコートの大きさは?

バドミントンのコートは、全長13.40m、幅はダブルスで6.10m、シングルスで5.18mです。長さはシングルスもダブルスも同じ13.40mで、変わるのは幅だけです。ラインの幅はすべて40mm(4cm)で、ラインはそのラインが囲んでいるコートの一部として扱います。

Q. シングルスとダブルスでコートの大きさは違いますか?

長さは同じで、幅だけが違います。ダブルスは6.10m、シングルスは5.18mで、その差は左右それぞれ0.46mずつ。この細長い帯が「ダブルスアレー」で、シングルスのラリー中はここに落ちるとアウトになります。ただしサーブのときだけは使う線が入れかわり、ダブルスのサーブは横に広く後ろが短い範囲、シングルスのサーブは横が狭く後ろまで長い範囲に入れる必要があります。

Q. バドミントンのネットの高さは何メートルですか?

コート面からの高さで、中央が1.524m、ダブルスのサイドライン上(支柱の位置)が1.550mです。中央のほうが26mmだけ低くなっています。ネット自体は丈が760mm、幅は6.10m以上で、上端は幅75mmの白いテープでふちどられています。

Q. ラインの上に落ちたシャトルはインですか、アウトですか?

インです。ラインは、そのラインが囲んでいるコートの一部として扱われるためです。シャトルがラインに少しでも触れていればコートの中に落ちたことになります。judgeに迷いやすい場面なので、審判がいないセルフジャッジの試合では、見えた側が正直に伝えるのが基本になります。

Q. ショートサービスラインはネットからどれくらいの距離ですか?

ネットから1.98mです。サーブがこのラインより手前(ネット寄り)に落ちるとフォルトになります。ダブルスでは後ろ側にもロングサービスラインがあり、こちらはいちばん後ろの線(バックバウンダリーライン)から0.76m内側に引かれています。

Q. バドミントンのコートにはどれくらいの広さが必要ですか?

コート自体はダブルスで13.40m×6.10m(81.74㎡)です。日本バドミントン協会の大会運営規程では、コートの外側四周にそれぞれ2m以上の余裕(第12条)と、コート面から12m以上の天井の高さ(第11条)が必要とされ、余裕を含めた1面ぶんは17.40m×10.10m(175.74㎡)になります。2面以上並べる場合は隣のコートとの間も2m以上です。天井が12m未満の体育館では、会場ルールを定めて運営します。

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この記事は、バドミントンのスコア記録・分析アプリ「バドシート」を運営する TakeoriLab が作成しています。寸法は競技規則の値です。大会・団体により運用の細部が異なる場合があるため、公式戦では主催者の要項・日本バドミントン協会の最新規則をご確認ください。